前回に続き、テストで30~60点台の方向けにやるべきことをまとめていきます。
この点数の範囲の場合、内申点は「2」又は「3」がほとんどで、観点別評価はBかCに該当します。
お子様の特徴としては、下記の通りです。
①提出物はやっているが、中途半端
②授業は聞いているが、内容を理解できていない
③テスト前の勉強はほぼやらない又は全くやらない
まず①の提出物ですが、全くやっていない場合は前回の記事を参考にしてください。
ほとんどの場合、取り組んではいるが高く評価されていません。
そのため、下記の手順で進めてください。
解いたら1ページごとに丸付けをする→間違えた問題は大きな付箋に書いて貼る→期限内に提出する
特に男子に多いですが、丸付けをしないorぜんぶ解いてから丸を付ける
というのはワークのやり方として論外です。
この点数から70点、80点をめざしていくために、まずはできる問題とできない問題の仕分けが最重要になります。
②については残念ながら、お子様自身で解決するのは難しいです。
特に英語と数学は積み重ねの科目と言われているように、1,2年生(小学生)の時につまづきがある場合、そこから戻って学習する必要があります。
しかし、「どこまで戻り、今の内容をどのように学習していくか」をお子様自身で判断するのは不可能に近いです。
そこでおススメなのが、「ワークの答えを暗記してから、解く」
というやり方です。
正直、1~2学年前から戻って勉強を進めていては、時間がかかりすぎるうえに内申点に直結しません。
そのため、ワークにある答えを5問、10問といった少ない問題数で区切り1分間で覚えます。
今度は答えを閉じて、書いていきます。
できた問題は赤で丸を付け、できなかった、問題は赤で答えを書きます。
そうすることで、問題の暗記ができるとともに提出物も完了しているという、最強の勉強法が確立できます。
特にこのやり方は理科社会に大きな力を発揮しますが、数学の公式・英単語・漢字にも応用可能ですので、ぜひご家庭で試してみてください。
クイズ感覚でやれば、ケンカにもなりませんし、保護者の方も良い勉強になると思いますよ(笑)
※お子様に勉強させようと、市販のドリルや進研ゼミなどの通信教育を受講されている方がいますが、それは80点以上かつ内申点で「4」が取れてからやることをお勧めします。
③のテスト勉強については、②ができていればひとまずOKです。
結果として、ワークをやることがテスト勉強になっていますので、↑のやり方で全ページできていれば、あとは解きなおしや始める時期を早めるなどで十分です。
今回は30~60点の方向けに書きました。
特にワークのやり方はおススメなので、試してみてください。
次回は60~90点の方向けに書きます。